大建協大分支部は５月31日、大分市内で「イメージアップ講習会」を開いた。支部会員企業の新入社員と入社３年目までの若手社員を対象としたもので、今回で４回目。講習会には新入社員38人のほか、行政・教育機関、企業関係者を含め約80人が参加した。
　初めに、三浦宏之副支部長（三浦国土建設㈱社長）が「皆さんが得意とするＤＸやＩＣＴで活躍できる内容が豊富だ。これから積み重ねる経験の中で、会社を支える担い手として頑張ってほしい」と若手社員らを激励。
　来賓で、県土木建築部の小野克也参事監兼建設政策課長が「産学官一体となって若手に支持される業界になるよう取り組んでいる。皆さんが技術力を高めて活躍してくれることを願う」、県高校教育課の小野和正課長が「建設業で建設関係高校の就職率は91・６％と５年前より15％上昇した。県内企業の魅力を肌で感じるインターンシップやＤＸ、ドローンなど先端技術の教育機会を提供いただき、高い専門性が育まれている」と述べた。
　講習会では、アチーブメント㈱福岡支店の野地優太支店長代理が「仕事に対して目標設定の重要性や意識改革」をテーマに、目標達成には「明確な目標を定め、自分に合った方法を発見してパフォーマンスやモチベーションを上げる」ための具体的な事例を挙げて講義した。
　参加した若手社員らは、各テーブルごとで、野地さんの指導の下に意見交換をしながら、互いに気付きを促し合っていた。