大分建設新聞

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ICT施工を見学 大工1年生が貴重な体験無料

社会貢献・人材育成大分地区
2024年05月29日
 産官学連携による授業の取り組みで、大分工業高校の土木科1年生は27日、明大工業㈱(別府市、藤澤正浩社長)が施工する大分市の大野川右岸宮河内地区河川改修工事現場を訪れ、ICT建機の見学会をした。
 当日は、この春入学した土木科の1年生79人(2クラス)と、国交省大分河川国道事務所の若手職員らを中心に約30人が参加した。
 初めに、改修現場近くの「大野川防災ステーション」で、同事務所大野川出張所の山本貴之所長が、これからのインフラ分野でDXの推進とICT建機での活用について説明。その後、明大工業工事部の吉野伸哉主任が、工事概要や、現場で使用されたICT建機の紹介、活用のメリットや効果など使用時の動画を使って説明した。
 続いて、宮河内地区の大野川右岸工事現場で、青木あすなろ建設㈱が所有する日本国内に5台しかない「水陸両用ブルドーザー」を見学。遠隔操作で水深7㍍まで潜ることが可能な珍しい建機に、生徒たちは操作画面を覗き込むなど興味を示したほか、最新のドローンに触れたり、三点支持をして建機へ試乗したりして建設業へのさらなる興味関心を深めていた。
 参加した土木科1年生の甲斐柚葵さんは「入学して初めての課外授業。水中でも陸上と変わらない操作性がある珍しい建機を見ることができ、貴重な体験だった」と感想を述べた。
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