大分建設新聞

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危険な4急傾斜地を調査 竹田市で防災パト無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2024年05月27日
 竹田市は22日、市内4カ所で防災パトロールを行った。県豊肥振興局や竹田土木事務所、竹田署、陸上自衛隊、消防本部など各機関から約20人が参加。風水害の多発期に備え、市内の災害危険予想地域の調査を行うとともに、当該地域における警戒避難体制の確立や現状において被害拡大防止対策を確立するのが目的。
 出発式で土居昌弘市長が「市民の安全生活のため協力を強くお願いする」とあいさつ。
 パトロールは、荻町馬背野、同町馬場、玉来西、寺町の急傾斜崩壊土砂災害警戒区域で災害歴のある4カ所。荻町馬背野では今年2月26日に落石があり今年度内に対策予定。玉来西でも今年3月、人家裏に落石があり地元から要望が提出されている。
 参加者は「近くに民家があるか」「道路が寸断されると市民生活はどうなるか」「重機が入れない場所だが対策はどうする」などの意見が交わされていたほか、市は、危険度の3段階判定、今後予想される被害内容、被害防止対策などについて意見を求め、調査結果を検討して総合的な判断をする。
 市総務課防災危機管理室の足達京悟係長は「市の建設課にも参加してもらい技術的な話を聞く機会にもなった。安全安心なまちづくりに生かしたい」と話した。
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