大分建設新聞

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市内5ヵ所を視察 別府市防災パト無料

行事・講習会・表彰別国地区
2024年05月27日
 別府市は23日、これからの台風・集中豪雨シーズンを前に、市内における災害が予想される箇所の現状把握と防災活動体制強化のため、防災パトロールを実施した。
 当日は、別府市、大分河川国道事務所、別府土木事務所、別府消防本部などから25人が参加。
 現地パトロールでは、土砂災害の発生が予想され、危険度判定が全てB判定となっている、▽JR日豊本線近くの山家・浜脇1~2丁目地区▽内竈、西念寺裏の市道汐入松田線に接する急傾斜地法面施工箇所▽同、八幡竈門神社下の県道218号別府山香線に接する斜面―など、市内5カ所を視察した。現地で各機関の担当者が資料を基に説明を行い、参加者らは過去の対策施工箇所をチェックしたり、付近の樹木や水路を確認するなどして、細かく点検した。
 パトロール後の検討会では、危険度判定は5カ所とも変更はなかった。参加者からは、急傾斜地近くの住民へ防災ハザードマップを配布するなどし、危険度の周知徹底を図ること、木が電線や電柱に接触してショートする危険があるため、早めの対策を―など、活発な意見が交わされた。
 別府市内には災害危険予想地域が29カ所(内4カ所がA判定、いずれも土砂災害)あり、これからの季節においてより一層の注意、対策が必要としている。
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