大分建設新聞

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天井耐震化工事完了、内覧会 iichiko総合文化センター無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年05月21日
 県は、「iichiko総合文化センター」で2023年4月から進めていた、グランシアタ・音の泉ホールの天井耐震化改修工事が完了し、17日、㈱フジタ九州支店の小園隆裕所長の案内で内覧会を開いた。ホール内座席、トイレなどの環境も見直され、より快適な施設に生まれ変わった。
 改修は設計・監理を㈱日建設計九州オフィス(福岡市、本社東京都)が、施工をフジタ・梅林建設㈱JVがそれぞれ請け負った。全体事業費は約28億4000万円。
 二つのホールは、新基準に合わせて耐震性を強化。▽つり構造を見直し、剛構造(天井と鉄骨を直接固定)により補強▽車椅子スペースを拡大するため、既存客席を加工し、車輪付きの着脱可能席を増設▽ホール後方客席入り口の足下灯をLEDに更新▽女性用トイレを10個室増、またパウダーコーナーの新設▽舞台面の研磨や客席照明などをLED化▽舞台照明機器の配線、コンセントの追加―などが実施された。
 音響面に改修工事が影響を及ぼさないよう、遮音性(NC値)などには格段の配慮が必要になる工事となった。
 県は今年度、別府市の別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」のレセプションホールを、25年度以降は同コンベンションホール、フィルハーモニアホールでも改修工事を計画している。
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