大分建設新聞

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電線地中化が完了 ふないポルトソール通り〈大分市〉無料

工事・計画大分地区
2024年05月17日
 大分市が2017年度から開始した、ふないポルトソール通り(府内町1丁目)の電線地中化工事が今年3月末に完成した。
 市道の府内11号線電線共同溝整備・修景舗装と、府内3号線電線共同溝整備・修景舗装は、11号線398・8㍍、3号線120・3㍍の車道(W=5・5㍍)および歩道(W=2・5㍍)が対象で、11号線の電柱23本、3号線の電柱8本の合計31本を撤去した。
 無電柱化の工法は浅層埋設方式で、電力系は単管路方式、通信系は共用FA方式を採用。電線地中化工事に合わせて、電線共同溝工事と下水道管工事、上水道管工事、ガス管工事、公共雨水整備工事も行った。
 総事業費は、11号線整備が約9億7000万円、3号線整備に約2億3000万円の合わせて12億円。設計コンサルタントは東洋技術㈱(大分市、大野裕徳社長)で、施工は延べ24社が請け負った。
 25日には、府内町ポルトソール通り電線地中化工事完成事業実行委員会(野田省二会長)の主催で、コンパルホール北玄関近くの特設会場などで「ふないポルトソール通り電線地中化工事竣工記念式典」が開かれる。
 市道路建設課は「歩行者安全性の向上に加えて、電線が多いため良好な景観の創出を図った。災害時、電柱倒壊や電線の垂れ下がりによる道路閉鎖の防止、ライフラインの安定供給を図り防災機能を強化した」としている。
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