大分建設新聞

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ため池工事を見学 中津東高2年生無料

行事・講習会・表彰県北地区
2024年03月26日
 中津東高校土木科2年生は先に、宇佐市による企業見学バスツアーで、北部振興局が市内で実施している「魚ヶ鼻池」改修工事の現場見学をした。
 同工事は、ため池の老朽化で多量の漏水が確認され、大規模な地震や豪雨時に決壊する恐れがあるため2019年に事業採択、改修工事が行われている。現在は、洪水吐改修を㈱末宗組が施工中。今後は24年度に取水施設工、25~26年度に堤体工が予定されている。
 見学には生徒20人が参加。同局農林基盤部の担当者がため池の種類と構造などを説明。そして「大分県は2118カ所のため池があり、全国で23番目に多く、年間降水量の少ない県北に全体の6割がある。うち決壊で被害を及ぼす可能性がある防災重点ため池の割合も中津と宇佐は多い」と、県北部地域のため池状況も紹介した。
 また、施工業者の末宗組担当者が、工事概要や取り組んでいるICT施工について説明し、バックホウの試乗体験などをした。
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