宇佐市は23日、２０１８年度から整備をしてきたＪＲ柳ヶ浦駅周辺地区整備事業の完成式典を同駅で開いた。
　是永修治市長が改修された駅舎や周辺整備の特長を説明し「駅整備を契機に鉄道利用者だけでなく、イベントなどの活動拠点となる交流空間を生み出していくとともに、駅周辺に商業、福祉、医療などの生活サービス機能が充実したまちづくりを進めていく」などとあいさつし、九州地方整備局の徳元真一建政部長が「持続可能なまちづくりを今後も支援していく」などと森戸義貴局長の祝辞を代読した。
　土地提供者、施工関係者らへ感謝状贈呈があり、代表して森田建設㈱の大山繁久社長が感謝状を受け取り「工事に携わることができ、大変うれしく思う。駅をはじめ、宇佐市のますますの発展を祈念する」と謝辞を述べた。また、広場に時計台を寄贈した末宗建設㈱の末宗光晴社長にも感謝状が贈呈され、駅のロゴマークと屋台が披露された。
　事業は18年度から着手し、整備面積は７６１８平方㍍、事業費は７億３７８０万円。駅前に憩いの広場や公共交通広場などを整備し、市営駐車場の拡大、多目的室（総合案内所）を新設、駅舎の待合室、トイレなどが改修された。