大分建設新聞

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5・3㌔区間が開通 三光本耶馬渓道路無料

行事・講習会・表彰県北地区
2024年03月25日
 大分河川国道事務所が直轄権限代行で整備をしてきた中津日田道路の一部を形成する三光本耶馬渓道路(L=12・8㌔)の田口―青の洞門IC間(L=5・3㌔)が完成し、24日午後3時に開通した。この区間開通により、三光本耶馬渓道路では約6割、中津日田道路全体では約5割が開通したことになる。
 開通に先立ち、青の洞門・羅漢寺IC近くの本耶馬渓中学校体育館で式典が開かれた。九州地方整備局の森戸義貴局長が「国道212号の代替路となり、災害時には強靱な道路ネットワークを構築し、平時には緊急医療の搬送路、産業や観光に寄与する道路となる。これからも全線開通に向け、大分県などと協力していく」、佐藤樹一郎知事が「中津日田地域の産業活動と広域観光を支える未来創造と命をつなぐ道であり、今後の地域経済活性化が期待される。県土の骨格を形成し、重要な社会基盤である道路の全線開通へ向け、全力で取り組んでいく」などと、それぞれあいさつ。
 開通までの状況、地域住民の道路開通に期待する声などの動画が放映され、中津市の前田良猛副市長が「災害に強い・市民生活を支える・観光経済の道になる。道路を活用して、地域がますます発展することを期待したい」などと謝辞を述べた。
 式典後、出席者は会場近くの青の洞門トンネルへバスで移動。トンネル内でテープカット、関係者による渡り初めがあり、午後3時に開通した。
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