大分建設新聞

ニュース記事

大分駅前にアパホテル 10月開業目指し起工式無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年03月07日
 アパホテル㈱(本社・東京都、元谷芙美子社長)とフランチャイズ契約を結んでいる㈱ティーケーピー(東京都新宿区、河野貴輝社長)は6日、2025年10月の開業を目指す「アパホテル〈大分駅前〉(仮称)」の起工式を行った。建設を請け負った平倉建設㈱の平倉啓貴社長ら関係者約30人が出席した。
 神事では、河野社長がカマを、平倉社長がクイを打ち込み、関係者が玉串をささげて工事の無事完成を祈願した。
 建設予定地は、大分交通㈱(大分市、安部喜代治社長)所有のJR大分駅から徒歩2分、金池町1丁目8番地1の土地680・14平方㍍。建設するホテルの概要は、S造地下1階地上12階建て延べ4458・08平方㍍、客室数255室。11日に着工を予定している。
 河野社長は「私自身が大分市出身ということもあり、都心部で培ったビジネスモデルを大分の地方創生に絡めて事業展開できないかと考えてきた。大分で展開するビジネスの第一号であり、礎となるような施設にしたい」とあいさつ。
 ティーケーピーは、アパホテルのフランチャイズ方式によるホテル運営を展開しており、同ホテルは九州地方では「アパホテル〈博多東比恵駅前〉」「アパホテル〈福岡天神西〉」に次ぐ3棟目。これにより全国で全11棟・2265室を数え、アパホテル最大のフランチャイジーとなる。
 一方、同じく同社が手掛ける別府市の上人ヶ浜公園整備事業は、計画について地元から自然や景観への配慮を求める声が上がり、23年6月着工の予定から延期が続いていたが、要望を受け入れた修正案によって6日現在、建築確認申請中。設計は㈱hdL(東京都渋谷区)が、施工は㈱渋谷(奈良県桜井市)が請け負い、4月に着工を予定している。園内の500本の松を残し、希少植物の保護にも配慮しながら、砂湯浴槽を2倍に拡張するほか、ハワイをイメージしたレストランやドッグランのある宿泊施設なども併設する計画で、25年3月の完成を目指す。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP