昨年11月、九重町菅原に完成した淮園ほたるトンネルで９日、開通式が行われた。管轄の玖珠土木事務所（四嶋信一所長）、地元代表者、トンネル工事中に見学した地元の淮園小学校６年生ら７人がテープカットして祝った。
　四嶋所長が「この道路改良工事は、２０２０年に大きな災害が発生し、思うように工事を進めることができない時期があった。淮園小学校とは、この工事の学習会やトンネル名を考えてもらうなど深い交流ができた」とあいさつした後、テープカットが行われた。
　参加した児童の一人は「自分たちが命名した『淮園ほたるトンネル』が開通したことはうれしい。このトンネルのおかげで通学時間が短くなる」と話した。
　淮園ほたるトンネルの工事概要は、総延長１４６㍍、トンネル延長１３１㍍、幅員６（７）㍍、掘削工１２３・５㍍、総工費は約７億６０００万円。トンネルの本体工事を施工したのは平和・ヤマダＪＶ。22年６月から工事着手し、23年11月に完成。舗装工事は佐々木建設㈱（中津市）が行った。