佐伯市は８日、佐伯豊南高校、日本文理大学附属高校、ジョブカフェおおいた佐伯サテライトの共催で、市内の高校２年生を対象に２０２３年度佐伯市高校生向け合同企業説明会を日本文理大学附属高校体育館で開いた。参加した約２７０人の生徒に市内の主要29社が企業紹介や仕事内容などを説明した。
　開会式で市商工振興課職員が「参加された企業では、自社の強みや特長、理念を積極的にアピールしていただき、働きがいのある自社ならではの魅力などを伝えてほしい。一方、生徒は企業での成長など具体的なイメージなどをつかみ、進路選択の一助としていただきたい」と田中利明市長のメッセージを代読した。
　高校生を代表して佐伯豊南高校生徒会長の斉藤天照さんが「この貴重な機会を通じ、市内の会社に対する見聞を広め、進路選択時に生かしていきたい」とあいさつ。
　参加した生徒たちは、希望する企業で１回当たり20分、三つの企業で説明を聞き、熱心にメモを取っていた。企業の担当者は「会社のＰＲより業界の現状を知ってもらいたい」などと話していた。業界関係で参加したのは佐伯広域森林組合、九建設計㈱、谷川建設工業㈱など。