宇佐市は４日、同市長洲に建設していた長洲公民館複合施設（市役所長洲出張所）が完成したのを受け、完成記念式典を開いた。市や地区関係者など約80人が出席。
　式典前に、玄関で是永修治市長らがテープカット。式典で是永市長が「地域の拠点となる施設が完成した。旧施設の課題を解決し、住民にとって安全で安心な施設となった。春を迎える長洲地区の拠点として末永く利用してほしい」などとあいさつ。
　来賓の永松郁市議会議長が「市民に密着した施設となり、大規模災害や時代のニーズに対応している。交流・生活拠点として最大限活用してほしい」、末宗秀雄県議会議員が「交流施設などとして有効活用ができれば、地域の繁栄につながる。ぜひ地域を盛り上げてほしい」と、それぞれ祝辞を述べた。
　そして是永市長が施工者代表の森田建設㈱の大山繁久社長へ感謝状を贈呈し、大山社長が「関係者や住民の協力があってこその完成。これからも末永く、地域の方々に愛される施設になることを願う」と謝辞を述べ、施設の愛称「ふれあいみなと館」が発表された。
　同施設はＲＣ造平屋９３７・38平方㍍で、市役所の長洲出張所、公民館機能として市民交流スペースや多目的ホールなどが整備された。防災拠点施設としても活用され、停電時には太陽光発電による電力供給とガスヒートポンプによる空調使用が可能で、防災備蓄倉庫も備え付けられている。
　設計を㈲佐藤建築設計事務所、建築主体を森田建設㈱・㈱廣亜ＪＶ、電気・機械設備を森田建設、監理を㈲宮川設計工房が、それぞれ請け負った。工事費は５億４４０１万円。
　なお、長洲公民館は１日から、併設の長洲出張所は５日から供用開始している。