グリーン化促進で講演会 省エネ計算の活用事例〈県建築士会〉無料
行事・講習会・表彰大分地区
2024年01月31日
県建築士会(幸勝美会長)は1月26日、大分市内で2023年度第2回建築技術者向けの研修会を開いた。建築物グリーン化の促進に向けて県が取り組む事業の一つで、出席者らは省エネ設計手法、事例紹介などの講演に真剣に耳を傾けた。
研修会には会員ら約40人が出席。始めに県土木建築部建築住宅課の衞藤貴成主任が事業の主旨や建物グリーン化促進事業の進捗状況などについて説明。
続けて、大阪から招いた「住まいと環境社」代表兼㈱暮らしエネルギー研究所代表の野池政宏講師が、「内部結露対策に関する基礎知識」と題して講演。野池さんは、木造戸建て住宅用温熱・省エネ統合計算プログラミング「EnergyZoo」の開発者で、工務店・メーカーへのコンサルティング業や温熱・省エネ・パッシブデザインに関する講演を各地で行っている経験から、▽建物の内部結露と表面結露の関係▽躯体の冬の内部結露に関しては建築基準があるが、それ以外は明確な基準が定められていないこと▽内部結露対策は省エネ基準で義務化されるか▽結露判定の計算例―などについて話した。その中で出席者は彼が出す模擬問題の計算にも取り組んだ。
会の後半では「県内事業者による省エネ計算ツールの活用事例と講師による講評」をテーマに、伊藤憲吾建築設計事務所(大分市)代表の伊藤憲吾氏と、日本ハウジング㈱(同)の吉田颯太取締役と担当の御手洗早織氏が、それぞれの用いる省エネ計算ツール「EnergyZoo」と「ARCHITREND ZERO」を活用した自社の建築事例を紹介した。
県建築士会では、業者向けや一般向けに広く建築物グリーン化について情報を発信している。2月10日には、臼杵市中央公民館で開かれる「第2回県民向けフォーラム」内でも研修会を実施する。
研修会には会員ら約40人が出席。始めに県土木建築部建築住宅課の衞藤貴成主任が事業の主旨や建物グリーン化促進事業の進捗状況などについて説明。
続けて、大阪から招いた「住まいと環境社」代表兼㈱暮らしエネルギー研究所代表の野池政宏講師が、「内部結露対策に関する基礎知識」と題して講演。野池さんは、木造戸建て住宅用温熱・省エネ統合計算プログラミング「EnergyZoo」の開発者で、工務店・メーカーへのコンサルティング業や温熱・省エネ・パッシブデザインに関する講演を各地で行っている経験から、▽建物の内部結露と表面結露の関係▽躯体の冬の内部結露に関しては建築基準があるが、それ以外は明確な基準が定められていないこと▽内部結露対策は省エネ基準で義務化されるか▽結露判定の計算例―などについて話した。その中で出席者は彼が出す模擬問題の計算にも取り組んだ。
会の後半では「県内事業者による省エネ計算ツールの活用事例と講師による講評」をテーマに、伊藤憲吾建築設計事務所(大分市)代表の伊藤憲吾氏と、日本ハウジング㈱(同)の吉田颯太取締役と担当の御手洗早織氏が、それぞれの用いる省エネ計算ツール「EnergyZoo」と「ARCHITREND ZERO」を活用した自社の建築事例を紹介した。
県建築士会では、業者向けや一般向けに広く建築物グリーン化について情報を発信している。2月10日には、臼杵市中央公民館で開かれる「第2回県民向けフォーラム」内でも研修会を実施する。