大分建設新聞

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輪島市の電柱復旧 大分電設など3社無料

社会貢献・人材育成全国・県外
2024年01月30日
 九州電力送配電㈱大分支社、㈱九電工大分支店、㈱大分電設の3社は、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市で、電柱などの復旧活動に尽力した。
 3社の社員約30人は15日、高所作業車、建柱車など18台に分乗して別府港から大阪へ向けフェリーで出発。大阪からは陸路で富山県まで行き、各地の惨状を目の当たりにしながら、通行する道路を慎重に選んで17日に被害が大きかった輪島市に到着。地震で倒れた電柱などの復旧作業を始めた。
 現地では住宅倒壊などで立ち入りが難しい地域も多く、また積雪で道路が渋滞するなど、復旧作業が思うように進まないこともあり、困難を極めたという。
 作業に従事した大分電設の増村匡朗さんは「電気を使う生活が当たり前ではなかったと、改めて考えさせられた。一日も早く電気を復旧させたい」と決意を語り、「地元の方々から、ありがとうや気を付けてと、たくさんの応援の言葉を掛けてもらって励みになる」と、地元の人々のために全力で作業に取り組んだ。
 増村さんらは30日まで、現地で作業を続けた。
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