トンネル点検「アイトーレル」 国交省・新技術に登録〈テクノコンサルタント〉無料
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2024年01月25日
㈱テクノコンサルタント(大分市、甲斐猛社長)と東急建設㈱(東京都渋谷区、寺田光宏社長)の共同開発による新技術「トンネル全断面自動点検システムi―Torel(アイトーレル)」が、国土交通省の新技術情報提供システムNETISに登録された。九州地方整備局が先に発表した。
「アイトーレル」は道路トンネルの定期点検を行う先端技術。従来は熟練技能を持つ点検者が目視とハンマーの打音の確認で行っていたトンネル覆工コンクリートの変状(うき)探査を自動でできる。走行しながら点検用フレームに搭載した「打音検査ユニット」と「ひび割れ検出ユニット」、「画像撮影ユニット」などを覆工コンクリートに沿わせて点検することにより、自動収集したデータで変状展開図、写真台帳などの点検調書が作成できる。
作業時間の短縮や省力化に加え、保存したデジタルデータを基に長期的な維持管理計画への活用が可能。2022年10月、第10回ロボット大賞(経済産業省、日本機械工業連合会ほかの共催)では実用的なシステムとして優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野)を受賞した。
大分県ドローン協議会の測量・点検・調査分科会長を務める同社・伊東修会長は「大分は日本一トンネルが多い県。昨年10月にはトンネル点検工法研究会(会員15社)を発足するなど、大分から最先端の技術を発信していこうとしている。全国から問い合わせが届いている」と話す。
「アイトーレル」は点検ユニットをガントリー型の走行式フレームに搭載する全断面タイプと、高所作業車に点検用アームを搭載するタイプがある。県内では仁田川トンネル(竹田市)など4トンネル、志和利隧道ほか4隧道(国東市)などで、県外では千葉、岩手県などでも施工実績がある。同社では今後、両装置のレンタルにも対応する方針。
※技術の詳細と問い合わせは、テクノコンサルタント(℡097〈527〉5111)、または西日本ロボット・ドローンセンター(℡097〈578〉7811)まで。
「アイトーレル」は道路トンネルの定期点検を行う先端技術。従来は熟練技能を持つ点検者が目視とハンマーの打音の確認で行っていたトンネル覆工コンクリートの変状(うき)探査を自動でできる。走行しながら点検用フレームに搭載した「打音検査ユニット」と「ひび割れ検出ユニット」、「画像撮影ユニット」などを覆工コンクリートに沿わせて点検することにより、自動収集したデータで変状展開図、写真台帳などの点検調書が作成できる。
作業時間の短縮や省力化に加え、保存したデジタルデータを基に長期的な維持管理計画への活用が可能。2022年10月、第10回ロボット大賞(経済産業省、日本機械工業連合会ほかの共催)では実用的なシステムとして優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野)を受賞した。
大分県ドローン協議会の測量・点検・調査分科会長を務める同社・伊東修会長は「大分は日本一トンネルが多い県。昨年10月にはトンネル点検工法研究会(会員15社)を発足するなど、大分から最先端の技術を発信していこうとしている。全国から問い合わせが届いている」と話す。
「アイトーレル」は点検ユニットをガントリー型の走行式フレームに搭載する全断面タイプと、高所作業車に点検用アームを搭載するタイプがある。県内では仁田川トンネル(竹田市)など4トンネル、志和利隧道ほか4隧道(国東市)などで、県外では千葉、岩手県などでも施工実績がある。同社では今後、両装置のレンタルにも対応する方針。
※技術の詳細と問い合わせは、テクノコンサルタント(℡097〈527〉5111)、または西日本ロボット・ドローンセンター(℡097〈578〉7811)まで。