大分建設新聞

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建設13社が参加 雪寒期の車両移動訓練〈佐伯河川〉無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2023年12月20日
 佐伯河川国道事務所(永田哲也所長)は7日、竹田市の総合運動公園駐車場で2023年度の雪寒対応出発式と立往生車両移動訓練を実施した。災害時協力業者の県内建設業13社、約50人が参加した。
 同事務所が管轄する国道57号の竹田市穴井迫から熊本県境にかけては、冬期に積雪や凍結で交通に支障をきたすケースが発生する。このため冬期の道路交通の確保と雪寒対策作業の安全を図るとともに、立ち往生車両などの交通障害に際して迅速、適切に対応するのを目的に、車両移動訓練を実施するもの。
 出発式で永田所長は「冬期の外出はなるべく避けるようにしてほしい。どうしても自動車で出掛けるなら事前に気象情報を確認し、積雪・凍結の恐れがある時は冬用タイヤかチェーンを利用することが大事だ」とあいさつ。
 災害協力業者を代表して㈱高山組の甲斐哲平さんが「国道10号、57号の重要性を十分に意識し、冬期の円滑な交通確保と地域の皆さまの生活を支え、安全に雪寒対応に当たろう」と力強く安全宣言を行った。
 訓練は積雪・凍結による立ち往生車両により渋滞が発生したと想定。交通開放に向けた作業のため、災害対策基本法に基づく区間指定を実施。全面通行止め・車両移動命令・道路管理者の指導のもとに作業担当者が移動式クレーン車やモーターグレーダー(除雪車)を使って車両を移動させ、道路を通行可能にするまでの一連の訓練を約1時間かけて行い、交通開放を確認した。
 参加企業は次の通り。
▽朝日工業テクノス㈱、小田開発工業㈱、㈱風戸工務店、㈱佐々木建設、㈱高山組、谷川建設工業㈱、㈱友岡組、㈱友岡建設、西日本土木㈱、㈱NIPPO、前田道路㈱九州支店、㈱松井組、㈱盛田組。
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