大分労働局は先に、「くるみん認定」企業として㈱大有設計（大分市、小野晶紀社長）と末宗建設㈱（宇佐市、末宗光晴社長）を認定した。くるみん認定は、厚生労働省が仕事と子育ての両立支援に取り組んでいる企業を認定する制度。２年以上５年以下の行動計画期間に男性社員のうち育児休業などを取得した者の割合が70％以上であることなど９項目の基準がある。
　大有設計は社員62人（女性23人、男性39人）。行動計画期間は２０２０年９月11日から23年６月30日まで。計画期間とその開始前３年以内を合わせた期間に、女性社員が１人出産して育児休業を取得（取得率１００％）。また計画期間に男性社員２人の配偶者が出産して育児休業を取得した（取得率１００％）。
　同社は働き方の見直しのため、毎週水曜日のノー残業デーの実施▽完全週休２日制に向けた「理想的な働き方」についてのワークショップを開催▽年次有給休暇の計画的付与制度の導入―などの取り組みを実践してきた。
　末宗建設は社員31人（女性５人、男性26人）。行動計画期間は21年４月１日から23年６月30日まで。計画期間とその開始前３年以内を合わせた期間に、女性社員が１人出産して育児休暇を取得した（取得率１００％）。また計画期間に男性社員１人の配偶者が出産して育児休業を取得した（取得率１００％）。
　同社は働き方見直しのため、月２回のノー残業デーを実施▽週休２日工事を実施▽年次有給休暇取得促進のため、全社員に取得計画を立ててもらい計画通り取得できているか定期的な調査を行う▽育児目的休暇制度の導入―などの取り組みを実践してきた。