大建協竹田支部は７日、市内２カ所の年末安全パトロールを実施した。友岡孝幸支部長と支部役員、豊後大野労働基準監督署、竹田土木、豊肥振興局、市職員ら11人が参加した。
　竹田建設会館での出発式で友岡支部長は「本年度は死亡災害が多発していることを踏まえ、９月には大分市内での県建設業安全大会で非常事態宣言を発令した。経営者から安全意識を高め、パトロールではしっかりと指摘してほしい」、同署の坪井龍治産業安全専門官は「年末年始は災害ゼロを目指して取り組んでいるので、皆さま方の安全指導により災害を出さないようにお願いしたい」と、それぞれあいさつ。
　一行は荻町高練木（ルビ：たかねりき）で㈱高山組が施工する区画整理工事を訪れ、建機、現場の安全対策、各書類の確認などを行った。続いて久住町で㈱松井組が施工する庄内久住線の道路改良工事を巡回、現場をパトロールした。
　終了後、建設会館に戻って講評。現場の安全管理状況に大きな問題はなかったものの、同署から「冬期を迎えて、路面の凍結や転倒事故に気を付けるように」「１月15日まで年末年始無災害運動に取り組んでいる。引き続き安全な工事を進めていってほしい」との注意があった。