県、県建設業協会、県土木施工管理技士会の３者は13・14日の２日間、初開催となる「ｉ―Ｃｏｎフェアin大分」を別府市内で開催した。２日間で約１００人が参加し、座学や体験フィールドで最新のＩＣＴ建機に触れ、その知識を深めた。
　フェアは、建設産業の生産性向上を目的としたｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎを推進するために企画。ＩＣＴの普及を推進するため建機会社など６社からなる任意団体「ＣＯＮＴＡＣＴ」の中から、㈱建設システム（ＫＥＮＴＥＭ）、福井コンピュータ㈱、㈱トプコンの３社が協力して開催された。
　フェアは別府土木事務所での座学と、陸上自衛隊別府駐屯地近くに設けられた特設ＩＣＴ建機体験フィールドの２カ所で行われた。
　13日の座学では、県のＩＣＴに関する取り組みについての紹介、経営者向けのＩＣＴ導入をすすめる内容での講演会が行われた。14日は実際のソフトを使用しての、３Ｄ設計データ作成体験などが行われた。
　体験フィールド会場では、３次元設計データを活用した施工を体感できる、点群測量、マシンガイダンスを使用した床堀り、カーブ上での丁張・構造物設置・出来形管理りなどのＩＣＴ建機の使用体験が行われた。
県は、ＩＣＴ施工の推進を後押しすべく、来年度も継続して機器などの導入に関する補助金について予算を確保する予定。