大分建設新聞

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サクラ5本を植樹 津久見支部が寄贈無料

行事・講習会・表彰県南地区
2023年12月11日
 津久見市は9日、大建協津久見支部(伊東忠文支部長)の協力を得て、先ごろ復興事業が完了した同市中心部を流れる津久見川沿いの3カ所に、同川周辺の岩屋町や宮本町など地域住民と一緒に、高さ3㍍ほどの河津桜とソメイヨシノの、合わせて5本のサクラを記念植樹した。
 同日は支部会員5人をはじめ地域住民ら約30人が参加。樹木を移動し、土で埋め戻し、支柱を設置した。伊東支部長は「工事中は地域の方々に大変お世話になった。自然石積み護岸など景観が良くなった。きょうの植樹をきっかけに多くの人々がこの川沿いに愛着を持ち、集まってもらえる場所になってほしい」と話した。
 同河川は2017年9月の台風18号で氾濫し、市中心部でおよそ2000棟の住宅や施設が浸水などの大きな被害を受けた。復興に向け、県による「河川激甚災害特別対策緊急事業」と市による「まちなかウォーカブル推進事業」で、川幅の拡張や橋の架け替え、河川敷の環境整備など大規模な改修工事を行い、今年9月に完了した。植樹したサクラの木は、工事に携わった津久見支部が市に寄贈したもので、来年の春には花が咲く予定。水害から6年、植樹されたサクラは市民に安らぎを与えてくれそうだ。
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