2隻目の起重機船 甲斐建設が「さくら号」竣工無料
製品・技術・企業県南地区
2023年12月08日
津久見市四浦の㈱甲斐建設(甲斐友和社長)は先頃、既存の120㌧吊起重機船「第三豊栄号」に加え、2隻目となる150㌧吊起重機船「さくら号」を竣工させた。同船は、コンパクトで、機動力と効率性を兼ね備え、環境にも配慮した多目的起重機船に仕上がっている。
名前の由来は、同社の甲斐英宏会長が中心となり、2005年1月から地域住民や企業、団体と共に四浦半島に5千本以上の河津桜を長年にわたり植樹し、今では大分県でも屈指の名所となった四浦半島の河津桜にあやかり、「さくら号」と命名した。
特徴としては、クレーン部は最大150㌧の吊上げ能力を持ち、4立方㍍積のグラブバケットを使用しての浚渫作業も可能で、主巻ドラム、補巻ドラムのほか、雑用ドラムを搭載することで、バケット作業時においてワイヤーの巻替えの必要がなく、効率よく作業が行える。
1000PSのエンジンを2基搭載した押航型で、台船部には2㌧型のポンプジェット式スラスターを1基、25㍍のピンローラジャッキ式スパッド装置を2本搭載し、狭い港内でもスムーズな横移動ができ、アンカーレスでの作業が可能となる。
ICT工事に対応する施工管理システム「SV―Navi」を搭載し、GNSSによる位置情報やクレーン装置による深度情報を利用し、主に浚渫工事や据付工事で効率的な作業をナビゲートする。測深管理システム「SV―Sonar」も搭載でき、測深データの3D表示が可能。
130㌔㍗以上の原動機については、IMO・Nox二次規制対策型を採用し、そのほかに日中の余剰電力を蓄電して停泊時に利用する「蓄電システム」や、押船のエンジン2基に省エネ運転支援装置「スマートクルージングアシスト(SCA)」を搭載、環境にも配慮した環境負荷対策船となっている。
船体部仕様は、ジブ長:L50㍍×W18㍍×H4㍍、最大積載トン数:1500㌧、積載スペース:L21㍍×W16㍍(336平方㍍)、主発電機150kVA×2基ほか。
押船(第十八豊栄丸)仕様は、主要寸法:L14・85㍍×B6㍍×D2・07㍍、主機関:1000PS×1406rpm×2基、総トン数:19㌧。
名前の由来は、同社の甲斐英宏会長が中心となり、2005年1月から地域住民や企業、団体と共に四浦半島に5千本以上の河津桜を長年にわたり植樹し、今では大分県でも屈指の名所となった四浦半島の河津桜にあやかり、「さくら号」と命名した。
特徴としては、クレーン部は最大150㌧の吊上げ能力を持ち、4立方㍍積のグラブバケットを使用しての浚渫作業も可能で、主巻ドラム、補巻ドラムのほか、雑用ドラムを搭載することで、バケット作業時においてワイヤーの巻替えの必要がなく、効率よく作業が行える。
1000PSのエンジンを2基搭載した押航型で、台船部には2㌧型のポンプジェット式スラスターを1基、25㍍のピンローラジャッキ式スパッド装置を2本搭載し、狭い港内でもスムーズな横移動ができ、アンカーレスでの作業が可能となる。
ICT工事に対応する施工管理システム「SV―Navi」を搭載し、GNSSによる位置情報やクレーン装置による深度情報を利用し、主に浚渫工事や据付工事で効率的な作業をナビゲートする。測深管理システム「SV―Sonar」も搭載でき、測深データの3D表示が可能。
130㌔㍗以上の原動機については、IMO・Nox二次規制対策型を採用し、そのほかに日中の余剰電力を蓄電して停泊時に利用する「蓄電システム」や、押船のエンジン2基に省エネ運転支援装置「スマートクルージングアシスト(SCA)」を搭載、環境にも配慮した環境負荷対策船となっている。
船体部仕様は、ジブ長:L50㍍×W18㍍×H4㍍、最大積載トン数:1500㌧、積載スペース:L21㍍×W16㍍(336平方㍍)、主発電機150kVA×2基ほか。
押船(第十八豊栄丸)仕様は、主要寸法:L14・85㍍×B6㍍×D2・07㍍、主機関:1000PS×1406rpm×2基、総トン数:19㌧。