大分建設新聞

ニュース記事

年末年始は無災害で 局長ら安全パト〈大分労働局〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年12月07日
 大分労働局は4日、大分市の神崎地区で㈱佐伯建設(大分市)が施工中の「道の駅・たのうらら」の工事現場で年末年始安全パトロールをした。佐藤広道局長、池辺雅文大分労働基準監督署長、建災防指導員ら8人が参加。
 現場の事務所で工事概要を聞き、パトロールの目的を説明した後、全作業員を前に佐藤局長が「重篤な災害が発生しやすい時期。作業の段取りをはっきりし、安全点検を徹底して労働災害を発生させない。スローガンの『健康と安全で幸せつなぐ年末年始』を胸に、明るい新年を迎えられるよう強くお願いする」と呼び掛けた。
 終了後の講評では「指摘することがない素晴らしい現場」と評価。特に高く評価されたのは▽「安全活動の基本(危険予知活動時)」の唱和▽スマートフォンやタブレットでの動画による安全基本教育▽「九州で最もきれいな現場をめざす」が活きている現場◇作業者の安全意識向上のための取り組みが徹底している―などが挙げられた。
 労基署の担当者は「強いていえば、海と山が近い環境で強風が吹く。その対策を万全にしてほしい」と補足した。
 今回パトロールした大型施設は、S造2階建て+ペントハウス階(延べ床2376・82平方㍍)、大型屋根がS造平屋(139・19平方㍍)。
 施設全体は、市と国による一体型の整備計画で今年4月に着工、2024年3月に完工、同年5月のオープンを予定している。総事業費は約20億円。
 事業はSPC(運営特別目的会社)㈱おとむすび大分が請け負い、㈱フォーシーズンを代表企業にマネジメントを㈱長大福岡支社、設計・工事監理を㈱大有設計、建設工事を佐伯建設、維持管理を大分エージェンシー㈱の4社で構成。
 大分労働局では、1日から2024年1月15日までの期間を「セーフワークおおいた 令和5年度年末年始無災害運動」に設定し、各団体などと連携をとりながら労災防止対策の徹底を図っている。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP