大建協佐伯支部（渡辺隆次支部長）と佐伯労働基準監督署、南部振興局、佐伯土木事務所、佐伯市は１日、市内の年末安全パトロールをした。
　26人が参加。蒲江、弥生・本匠、宇目、上浦、鶴見・米水津、堅田、旧市内の７班に分かれ計20カ所の現場を入念に点検した。
　パトロール後の検討会では、佐伯労基署の幡手宏俊署長が「ワイヤーロープの点検はできていたが、さびが出ているところがあり、入れ替え時期を確認してほしい」「安全対策はできていたが、作業者に高齢者も多く、体調管理を徹底してほしい」と講評した。
　このほか現場では、▽安全旗・社旗の掲揚がない２件▽緊急時の連絡体制の表示がない１件▽作業主任者の表示がない１件▽現場内の整理整頓ができていない１件▽足場・手すり・階段の固定と保安確認ができていない２件―の指摘事項が報告された。また、▽ワイヤーロープの点検の指示▽昇降設備を設置の指示―と安全指導の報告があった。
　同支部ではパトロールの結果を会員事業所に通達し、12月１日から１月15日の期間、建設業年末年始労働災害防止強調月間になるため、一層の安全管理徹底を求めた。