中津で牛乳の一貫生産 グリーンコープが立地表明無料
行事・講習会・表彰大分地区
2023年12月04日
グリーンコープ生活協同組合連合会(福岡市)の日高容子会長ら幹部は11月20日、県庁を訪れ佐藤樹一郎知事に、中津市にびん牛乳工場と酪農場、日田市に飼料生産センターを新設する立地表明を行った。中津市の奧塚正典市長らも同席した(11月20日号に地鎮祭の関連記事)。
今回の立地表明に先立ち、グリーンコープは10月、中津市の下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を結び、国産飼料の製造から乳牛の飼育、牛乳の生産までの一環生産体制を取り、経営にも参画する「新しい産直」を目指す方針を表明。
日高会長は佐藤知事と奥塚市長に立地表明書を手渡し、立地表明の概要を次のように説明した。
びん牛乳工場(㈱グリーンコープミルク・中津市山国町)は敷地6967平方㍍、工場の延べ床面積3572平方㍍、2階建て。製造能力は1時間6000本、事業規模は約55億円、本格稼働開始は2024年12月、従業員は20人程度に新規雇用15人を予定している。
酪農場(㈱耶馬溪ファーム・同市耶馬溪町)は総面積8万3000平方㍍、放牧地2万2000平方㍍に約1000頭の乳牛を擁し、生産乳量は1日22㌧、研修棟も建設予定。事業規模は約31億円。操業開始は24年12月、従業員は30~40人程度で新規雇用も予定している。
飼料生産センター(合同会社グリーンコープTMRセンター・日田市)は酪農家が個々に飼料をつくるよりも効率的な生産を可能にし、豆腐粕や焼酎粕など地元産食品の副産物を生かしながら、無駄なく栄養価の高い飼料を生産できるとしている。24年7月に開設する予定。
日高会長は「山国地域の工場誘致は35年ぶりとか。また中津日田道路の工場も進んでいると聞いている。私たちのびん牛乳が大分県や中津市の活性化につながればと考えている」と語った。
佐藤知事はこれに応えて「今日の立地表明は地域の振興にも役立てる。また世界情勢が心配されるなか、食糧の供給の点でも大変に意義あること」と歓迎、奧塚市長も「まさに産直で安全安心な牛乳ができるということはわれわれにとってもうれしいこと」と、地元の活性化に期待した。
今回の立地表明に先立ち、グリーンコープは10月、中津市の下郷農業協同組合、耶馬溪酪農組合と基本協定書を結び、国産飼料の製造から乳牛の飼育、牛乳の生産までの一環生産体制を取り、経営にも参画する「新しい産直」を目指す方針を表明。
日高会長は佐藤知事と奥塚市長に立地表明書を手渡し、立地表明の概要を次のように説明した。
びん牛乳工場(㈱グリーンコープミルク・中津市山国町)は敷地6967平方㍍、工場の延べ床面積3572平方㍍、2階建て。製造能力は1時間6000本、事業規模は約55億円、本格稼働開始は2024年12月、従業員は20人程度に新規雇用15人を予定している。
酪農場(㈱耶馬溪ファーム・同市耶馬溪町)は総面積8万3000平方㍍、放牧地2万2000平方㍍に約1000頭の乳牛を擁し、生産乳量は1日22㌧、研修棟も建設予定。事業規模は約31億円。操業開始は24年12月、従業員は30~40人程度で新規雇用も予定している。
飼料生産センター(合同会社グリーンコープTMRセンター・日田市)は酪農家が個々に飼料をつくるよりも効率的な生産を可能にし、豆腐粕や焼酎粕など地元産食品の副産物を生かしながら、無駄なく栄養価の高い飼料を生産できるとしている。24年7月に開設する予定。
日高会長は「山国地域の工場誘致は35年ぶりとか。また中津日田道路の工場も進んでいると聞いている。私たちのびん牛乳が大分県や中津市の活性化につながればと考えている」と語った。
佐藤知事はこれに応えて「今日の立地表明は地域の振興にも役立てる。また世界情勢が心配されるなか、食糧の供給の点でも大変に意義あること」と歓迎、奧塚市長も「まさに産直で安全安心な牛乳ができるということはわれわれにとってもうれしいこと」と、地元の活性化に期待した。