日田土木事務所は11月24日、国道２１２号（日田山国道路）で現在工事中の５号トンネルに日田市立三和小学校３年生43人を招いて見学会をした。
　現場では、前田建設工業・菅組・下徳産業ＪＶの日田５号トンネル作業所の天本克也所長（前田建設工業㈱）が工事概要を説明。この後、２組に分かれて重機や工事機械を見学、また掘削工事が行われている一番奥の現場を見学した。
　見学後、児童たちはトンネル防水シートをキャンパスにして、それぞれ思い思いの絵を描いた。
　日田土木の中津日田道路建設室の宇佐野玄太室長は「どんな機械でトンネルを掘っているかを実際に見てもらい、こんな仕事があるんだとトンネル工事に興味を持ってもらえたらいいなと思う。今日の見学会を思い出に、道路に愛着を持ってもらいたい」と子どもたちに期待を寄せた。
　参加した児童は「トンネルを造る機械が動くのを見るのはすごかった。工事の勉強ができて楽しかった」と話した。
　５号トンネルは、延長８６９㍍（前後工事区間延長９４０㍍）、幅員10・５㍍（車道７㍍）で、工期は２０２２年４月～25年３月。