大分建設新聞

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建設業から8人受賞 大分市が技能者表彰式無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年11月27日
 大分市商工労政課は20日、市内のホテルで「大分市技能者表彰式」を開いた。長く同一の職業に従事し、優れた技能で社会に貢献した技能者の日頃の精進をたたえ、合わせて社会に技能尊重の気運を高め、技能水準の向上と人材の育成に尽力した人を表彰するもので、業界関係からも8人が表彰された。
 表彰式は今年度で46回目。各業界・団体から推薦され、審査の結果、功労の匠に4人、技能の匠に6人の計10人が受賞、うち建設関係業界から8人が受賞した。
 式には足立信也市長をはじめ、市議会議員、各業界・団体代表など約60人が出席した。初めに藤田三吉選考委員会長(新成建設㈱社長)が「受賞された皆さんは日々研さんを積み、各種技能大会に積極的に出場するなど、その実績は確か。今後も市の産業振興に寄与し、後進の指導育成、社会貢献などますます活躍してくれる方と審査の結果確信している」と、選考経過を報告。
 その後、受賞者一人一人に足立市長が表彰状と記念品を授与し「市民47万人を代表して、皆さまの永年の努力に敬意と感謝を申し上げる。人口減少が進む中、文化・技術の継承は喫緊の課題。今後もその卓越した技術と経験を生かし、市のまちづくりにお力添えをお願いしたい」など祝辞を述べた。また、二宮博市議会議長と安部省祐市工業連合会長が来賓祝辞を述べ、受賞者の日頃の努力とその功績をたたえた。
 これを受け受賞者を代表し、功労の匠部門で受賞した美容業の津田清美さんが「この栄誉を深く胸に刻み、さらなる技術の向上、後進の育成に励み、今後も市の産業振興に寄与していきたい」と謝辞を述べた。
 技能者表彰式は技能水準の向上および人材の育成に資することを目的に1978年度から実施されており、これまでの受賞者は今年度の10人を含めて累計632人となった。
 業界関係の受賞者は次の通り。
▽氏名=勤務先(職種)
 ◇功労の匠(60歳以上、同一の職業に30年以上従事)
▽後藤和生=大和庭園(造園)▽小林安則=小林工業㈲(左官)
 ◇技能の匠(40歳以上、同一の職業に15年以上従事)
▽野上友昭=栄友工業㈱(鉄筋施工)▽武生清=㈲武生工業(石材施工)▽後藤優=㈱ジプラス(内装仕上げ施工)▽佐藤高光=㈱藤工務店(型枠施工)▽簡由郎=㈱佐藤塗工(塗装)▽増井克行=㈲ユウセイ建設工業(とび)。
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