大分建設新聞

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東雲小で防災教育 巨大地震を想定〈佐伯土木〉無料

社会貢献・人材育成県南地区
2023年11月27日
 佐伯土木事務所は22日、県教育庁佐伯教育事務所との共同で佐伯市上浦の東雲小学校(小手川真一校長)の4~6年生13人を対象に防災教室を開いた。
 東南海トラフ巨大地震が予測される中、頻発する土砂災害や水害、地震・津波などの自然災害に備え、防災意識を高め、速やかに避難行動に移せるような基礎的行動を学んだ。
 同事務所企画調査課の市川雅俊主査が土砂災害や水害などについて話した後、公助・共助・自助の中でも「災害時、まずは避難行動をして、自分の命は自分で守ること」と、自助の大切さを話した。
 続いて、県佐伯教育事務所の井上哲一総務課長が、東日本大震災の写真を使って、地震と津波の災害について説明。
 参加した児童らは3班に分かれ、学校や上浦中心部の津井浦地区にある上浦郵便局で、地震発生後に津波が襲来することを想定した災害図上演習を体験。地形図を見ながら、近くにある高い場所を探し、避難場所や避難経路、避難する時に起きる落橋など不測の事態などを付箋に記入し、地形図に貼り付けなどを体験し、演習結果を発表した。
 最後に井上課長が東日本大震災で命が助かった方々の事例を挙げて避難方法などを解説し「日頃から避難場所や避難方法などを意識する行動をお願いする」など命の大事さを説いた。
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