別府市は、市内北石垣公園通り沿いにある「北石垣公園（石垣東９丁目３）」の遊具広場改修を予定しており、採用する大型複合遊具のパース図を先に公開した。12月以降の年内で設置に関わる工事の発注を予定、２０２４年３月15日までに整備を完了させる計画。
　市公園緑地課によると、北石垣公園は住宅街の中にあり、既存の滑り台やブランコ、砂場などのほか遊歩道が整備された緑地帯などがあり近隣住民の憩いの場となっている。市は公園機能の充実を図ると共に、遊具広場を市民の健康づくり、地域内外の人や子どもたちの交流の場となることを目的に、広場の遊具改修を検討していた。
　同課は広場改修に伴う予算で、６月補正に３１００万円を計上。９月に提案遊具の公募を開始し、見積り上限１５５０万円設定（製品費・施工費）の中で県内と県外の２社の案に絞り込み、10月から選定のための市民アンケート調査を実施していた。アンケートには市内小学生および保護者を合わせて５１８９人が回答した。
　選ばれた遊具は「森のわんぱくツリー」。登って遊ぶネットクライミングや揺れる遊具のホットポット、トンネルやカーブがある滑り台、寝そべって乗れるブランコや音が鳴る遊具、渡って遊ぶアスレチック遊具など全24アイテムが組み合わされている。エリア分けされていることで、体力・年齢に合わせて遊ぶことができる。整備にあたり、市は12月以降の年内に大型複合遊具設置に関わる工事の発注を行う方針で、24年３月15日までを工期に設定する予定。24年春には供用開始できるようリニューアル工事を進めるとしている。