ICT施工の促進を 九州地整ら技術講習会無料
行事・講習会・表彰別国地区
2023年11月20日
九州地方整備局と県土木建築部は14日、別府市山の手のビーコンプラザで、2023年度i―Construction(ICT施工)技術講習会を開いた。ICTを活用した工事の普及状況や実績などを施工技術者に紹介し、ICT施工をさらに促進させることが目的。当日は関係者など約60人が参加した。
初めに主催者を代表し、九州地整企画部施工企画課の長友久樹課長補佐が「ICT施工では、正確性、わかりやすさ、提出物における事務処理時間の削減、延べ作業時間の削減など多くのメリットを含む。今後も全面的に導入・活用が促進される技術について、多くを学んでほしい」とあいさつ。
続けて、国・地方自治体の取り組みについて、資料やスライドを基に、ICTトップランナー施策となる3本柱①ICTの全面的な活用②全体最適の導入(コンクリート工の規格の標準化など)③施工時期の標準化―について説明。国土交通省の22年度直轄土木工事におけるICT施工の実施率は87%(公告件数2379件の内2064件で実施)であること―などが紹介された。
この後、県土木建築部建設政策課の萱嶋仁主幹が、県におけるICT活用工事とは、①3次元起工測量②3次元設計データ作成③ICT建設機械による施工④3次元出来形管理などの施工管理⑤検査・3次元データの納品―においてICT施工技術(3次元データ)を活用したものと定められていること、生産性の向上、品質の向上、安全性の向上が図られること、また工事成績評定における加点評価(①~⑤全てのICT施工技術を活用で創意工夫2点、部分活用で同1点加点)などについて説明を行った。
また現在、いつでもICT研修が実施できるよう、「ICT常設研修フィールド」を別府市鶴見の境川砂防ダムの隣接地に今年度整備予定であることなどが紹介された。現地では自動追尾型測量機器による丁張や構造物設置、ICT建機の操作が体験できるようになる。
続くプログラムICT施工の実践・活用事例紹介には、日本建設機械施工協会九州支部が協力した。事例・建機紹介では、サイテックジャパン㈱、ライカジオシステムズ㈱、㈱建設システムの各担当者が、インフラ分野でのDXの推進、施工計画作成時の留意事項、実地検査のポイント、主な3次元計測技術の特徴、3次元データの利活用、データ処理の効率化手法などについて解説した。参加者は実際の活用事例などのスライド、動画を見ながら熱心に聞き入った。
初めに主催者を代表し、九州地整企画部施工企画課の長友久樹課長補佐が「ICT施工では、正確性、わかりやすさ、提出物における事務処理時間の削減、延べ作業時間の削減など多くのメリットを含む。今後も全面的に導入・活用が促進される技術について、多くを学んでほしい」とあいさつ。
続けて、国・地方自治体の取り組みについて、資料やスライドを基に、ICTトップランナー施策となる3本柱①ICTの全面的な活用②全体最適の導入(コンクリート工の規格の標準化など)③施工時期の標準化―について説明。国土交通省の22年度直轄土木工事におけるICT施工の実施率は87%(公告件数2379件の内2064件で実施)であること―などが紹介された。
この後、県土木建築部建設政策課の萱嶋仁主幹が、県におけるICT活用工事とは、①3次元起工測量②3次元設計データ作成③ICT建設機械による施工④3次元出来形管理などの施工管理⑤検査・3次元データの納品―においてICT施工技術(3次元データ)を活用したものと定められていること、生産性の向上、品質の向上、安全性の向上が図られること、また工事成績評定における加点評価(①~⑤全てのICT施工技術を活用で創意工夫2点、部分活用で同1点加点)などについて説明を行った。
また現在、いつでもICT研修が実施できるよう、「ICT常設研修フィールド」を別府市鶴見の境川砂防ダムの隣接地に今年度整備予定であることなどが紹介された。現地では自動追尾型測量機器による丁張や構造物設置、ICT建機の操作が体験できるようになる。
続くプログラムICT施工の実践・活用事例紹介には、日本建設機械施工協会九州支部が協力した。事例・建機紹介では、サイテックジャパン㈱、ライカジオシステムズ㈱、㈱建設システムの各担当者が、インフラ分野でのDXの推進、施工計画作成時の留意事項、実地検査のポイント、主な3次元計測技術の特徴、3次元データの利活用、データ処理の効率化手法などについて解説した。参加者は実際の活用事例などのスライド、動画を見ながら熱心に聞き入った。