津久見市工業連合会（鳥越繁一会長、37社）は15日、津久見高校で生産機械、電気電子の両科で学ぶ２年生59人を対象に市内企業の出張説明会を開いた。
　同市では、同校生徒に対し地場企業への興味・理解を深め、地元就職や将来的にＵターンを促す、などを目的に２０１９年度から開いている。
　同連合会に所属する㈱鳥繁産業、大分太平洋鉱業㈱、小代築炉工業㈱、㈱戸髙鉱業社、古手川産業㈱、龍南運送㈱、㈲有田ゴム工業所、太平洋セメント㈱、白石工業㈱の９社が出席。生徒は両科の教室を行き来しながら、各企業の説明を聞いた。
　小代築炉工業では、担当者が「主力業務の築炉部門は、工業用の「炉」と呼ばれる場所では１３００℃を超える高温が発生する。その熱から設備を守るため、必ず内部に耐火・断熱材のれんがやボードなどを施工する。全国各地のセメント工場のうち６割の工場で、セメント製造プラントの新設・メンテなどの設計・施工をしている。このため、出張が中心となる。また、建築や土木の部門では、県内をメインに公共や民間の工事を施工している」など業務内容を説明した。このほか、年間行事を中心に仕事のやりがいなどについて説明した。