平治岳で自然保護活動 九電グループら無料
社会貢献・人材育成豊肥地区
2023年11月09日
九電みらい財団(辻慎一代表理事、九州電力㈱地域共生本部総務部長)は3日、くじゅう連山平治岳(竹田市)で、高山植物のミヤマキリシマ植生保護や登山道の整備活動に取り組んだ。九電グループの従業員とその家族、環境省、地元の団体「九重の自然を考える会」などから計94人が参加した。
この活動は、九州電力大分支店が2011年から取り組むボランティア活動の一環で、今年で14回目。同社は「くじゅう坊ガツル湿原」一帯の植生保護を目的に、ボランティアによる野焼き活動や希少植物の保護などに取り組んでいる。平治岳は県の準絶滅危惧種に指定されている「ミヤマキリシマ」の群生地として知られ、見頃の初夏には多くの登山家が山を訪れる。九州電力が山林を所有・管理しており、グループの「九電みらい財団」が中心となって年間を通して保護活動に取り組んでいる。平治岳は今年10月、その一部が環境省より「令和5年度前期自然共生サイト」に認定されている。
当日は秋晴れの中、平治岳南峰の標高1500~1600㍍付近で、ミヤマキリシマ生育の支障となっている樹木の伐採(芽かき)作業と登山道の水切板の設置や補修などの整備に約1時間半汗を流した。
活動終了後、辻代表理事は「年2回の活動を長く地道に続けてきたことが、生物多様性の保全および環境保護につながっていることをとても誇りに感じる」と活動の意義について語った。
【メモ】「自然共生サイト」とは、民間の取り組みなどによって、生物多様性の保全が図られている区域を国(環境大臣)が認定する区域のこと。
この活動は、九州電力大分支店が2011年から取り組むボランティア活動の一環で、今年で14回目。同社は「くじゅう坊ガツル湿原」一帯の植生保護を目的に、ボランティアによる野焼き活動や希少植物の保護などに取り組んでいる。平治岳は県の準絶滅危惧種に指定されている「ミヤマキリシマ」の群生地として知られ、見頃の初夏には多くの登山家が山を訪れる。九州電力が山林を所有・管理しており、グループの「九電みらい財団」が中心となって年間を通して保護活動に取り組んでいる。平治岳は今年10月、その一部が環境省より「令和5年度前期自然共生サイト」に認定されている。
当日は秋晴れの中、平治岳南峰の標高1500~1600㍍付近で、ミヤマキリシマ生育の支障となっている樹木の伐採(芽かき)作業と登山道の水切板の設置や補修などの整備に約1時間半汗を流した。
活動終了後、辻代表理事は「年2回の活動を長く地道に続けてきたことが、生物多様性の保全および環境保護につながっていることをとても誇りに感じる」と活動の意義について語った。
【メモ】「自然共生サイト」とは、民間の取り組みなどによって、生物多様性の保全が図られている区域を国(環境大臣)が認定する区域のこと。