大分建設新聞

ニュース記事

注意力と想像力を持って 山国川河川が安全大会無料

行事・講習会・表彰県北地区
2023年11月06日
 山国川河川事務所は2日、同事務所で2023年度の建設工事安全対策協議会を開いた。工事関係者、事務所職員など約50人が参加。
 中元道男事務所長が「7月の豪雨では、被害を抑えられた。被害が減っているのは、改修工事や維持管理のたまもの。建設・コンサル会社など、関わった皆さんに感謝する。18年以降、管内では災害が起きていない。これからも注意力と想像力を持って、現場作業に当たってほしい」などとあいさつ。
 中津警察署、中津労働基準監督署、九州地方整備局企画部の担当者が講話し、㈱タカセ・エンジニアリングの佐藤隆平さんが「平成大堰4号ゲート機械設備修繕工事」、㈱川原建設の田本哲也さんが「令和4年度山国川上唐原地区防災ステーション2期整備工事」の現場で取り組んだ安全対策などを発表した。
 大堰ゲートの現場では、クレーンスケールを使った過積載防止処置、色分け風速計による危険の見える化、治具を用いた施工による疲労低減、第三者災害防止措置などを、また防災ステーションの現場では、横断幕による注意喚起と監視員配置による架空線接触事故防止、スマートフォンを使った大型ダンプの運行管理などで交通事故防止、場内を区画整理することによる現場内での接触事故防止など、それぞれ工夫を凝らした安全対策に取り組んだ。
 最後に、安全協議会を代表して、伸和建設㈱の古川博之さんが安全宣言をして、会を締めくくった。
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP