大分建設新聞

ニュース記事

小学校で防災教室 臼杵・津久見市対象に無料

行事・講習会・表彰県南地区
2023年10月27日
 臼杵土木事務所は、大建協の臼杵と津久見の両支部の協力の下、防災教育などを通して土木の仕事に興味を持ってもらうのを目的に、臼杵市(4校、1団体)と津久見市(4校)の学校で小学生を対象にした土木未来教室を開いている。
 24日には津久見市の堅徳小学校を対象に、25日には臼杵市の南野津小学校と川登小学校を対象にした教室がそれぞれ開かれ、子どもたちは防災に対する思いを深めた。
 24日の堅徳小学校の体育館や校庭で開かれた教室は、4年生13人の児童を対象に、市のふるさと教育との共同で開催された。大建協津久見支部の伊東忠文支部長はじめ4人が手伝った。初めに同事務所の職員が土砂災害や水害の怖さなどを話し、被災時は「まだ大丈夫では無く、早めに避難することが大事」と呼び掛けた。続いて市職員が2017年台風18号の豪雨で被災した津久見市内の状況など説明。体験学習では水害を防ぐための取り組みとして①防災に関するVR体験②ドローンの体験操縦③模型を使用した土砂災害について④津久見支部会員が用意したバックホウの運転席に乗り込んで、パケットで土をすくう模擬操作の体験―などをした。子どもたちは交代で四つの体験学習に真剣な表情で取り組んでいた。
 25日には、南野津小の1年生5人と6年生7人、川登小4年生4人と5年生6人を対象にしたAR体験(砂防ダムの完成形がサングラスを通して見ることができる)と重機の操縦体験が、野津町白岩で臼杵支部の川邉土木㈱と㈱野中エンタプライズが施工中の須久保川二支渓砂防堰工事現場で開かれた。臼杵支部会員3人もドローン操縦で体験学習を支援した。
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