大分建設新聞

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二次製品の製造工場見学 大分市若手職員に〈県コン製品協〉無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年10月23日
 県コンクリート製品協同組合(友岡孝幸理事長)は17日、大分市上戸次のインフラテック㈱大分工場で、大分市の同分野を担当する若手職員を対象とした、コンクリート二次製品の製造過程の工場見学会を開いた。
 見学会は昨年度から実施されており、今回で2回目。市から「若手職員の中には製造過程を見たことのない者もいる。現場で見てコンクリート二次製品の理解を深めたい」との依頼で実施しているもの。
 見学会には市道路建設課、公園緑地課、下水道施設管理課などから、入庁4年以内の若手職員7人が参加。見学前にインフラテックの寺師博文執行役員部長が「災害復旧の現場で二次製品を使用するケースも増えてきた。機械だけでない、人力での作業工程もまだまだ多い。DX化を進める余地がある業種」など近年の特徴や工場を紹介。続けて県コン協組合の阿部邦和事務局長が、組合の概要や共同販売事業について、また年2回実施している製品検査などについて説明した。
 その後、参加者は同社の若松誠工場長、朝来野清孝係長の案内で工場内へ入り、製造工程を見学。鉄筋の入った型枠に、吊りバケットから生コンを振動打ち込みする工程や、資材庫、完成製品の出荷までの管理、また品質管理における試験(スランプフロー測定や圧縮強度試験)などについて説明を受けつつ、工場内を回った。
 見学後は、資料とスライドを基に製造工程、各工程でのポイントを振り返ったほか、産業廃棄物とマニフェストについても伝票の実物を見せながら解説した。
 参加した市の都市計画部まちなみ整備課の吉良優亨技師は見学後「貴重な時間と機会に感謝。今後の現場、業務に生かしていく」と話した。
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