大分建設新聞

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女子高生が模型製作 県建築士会無料

社会貢献・人材育成大分地区
2023年09月27日
 県建築士会青年部(畝﨑俊秀青年部会長)は24日、「一般の人にも建築の面白さを知ってもらおう」と大分市府内町のコンパルホールで建築模型製作体験会を開いた。女子高生5人(大分工業高校4人、上野丘高校1人)が参加。用意された3種類の図面をもとに、約7時間をかけて模型製作に取り組んだ。
 今回のワークショップ開催に際し、同青年部の造形班は市報に告知を掲載したり、市内の高校にチラシを配るなどして参加を呼び掛けた。
 模型製作をはじめる前に建築家の松田周作氏(松田周作建築設計事務所代表)が「建築模型を活かした設計プロセス」と題した特別講座で、建築模型の必要性や作り方のコツを指導。その後、参加者は3人の有名な建築家の作品、「住吉の長屋(安藤忠雄)」、「塔の家(東孝光)」、「スカイハウス(菊竹清訓)」の3種から好みの作品を選択し、青年部会員の手ほどきを受けながら、スチレンボードを使った実際の50分の1サイズの建物模型製作に取り組んだ。
 青年部の野口浩平副部長は「形ができるまでのプロセスを楽しんでもらい、建築や設計業界の道を進んでもらえたらうれしい。今後も継続して体験会は続けていく」と話した。
 ワークショップに参加した大分工業高校1年生で建築同好会に所属している越川桜羽(こしかわおとは)さんは「初めて参加したが、学校ではまだ習っていない模型作りを体験出来て、予習のような感覚で楽しい。時間内に作品を完成させたい」と感想を語った。
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