㈱和髙組（大分市）の髙橋貴洋社長は22日、大分市役所を訪れ市教育委員会の佐藤光好教育長に本２００冊を寄贈した。
　髙橋社長は「経営理念である他者貢献のもとに、未来ある子どもたちにコミュニケーション能力を高め、人生をより深く生きる力を身に付けてもらい、将来自立や起業に挑戦する若者になってほしい」と寄贈の趣旨を述べ、その能力が将来建設業界でも安全安心な工事につながることになると強調した。
　佐藤教育長は、感謝状を手渡し「ご意志に沿って各学校の図書館に複数冊ずつ配布する。コミュニケーションの在り方の本だが、人との接し方や生き方などが詰まっていて興味深く読んだ。子どもたちのみならず保護者や先生方にも読んでもらい、大事に使いたい」とお礼を述べた。
　同社は、過去にもＳＮＳを通じて絵本を５００～６００冊寄贈しているが、学校などの団体は今回が初めて。
　寄贈されたのは「もう人間関係で悩まない！コミュニケーション大全」（鴨頭嘉人著）。市教委では、10月中に市内の小中学校と義務教育学校へ配布するという。