おおいた建設人材共育ネットワーク（ＢＵＩＬＤ ＯＩＴＡ）は16・17日の２日間、大分市の県建設技術センターで、小学５年生～中学２年生までを対象とした「親子で体験！土木・建築おしごと教室」を開いた。参加の親子は興味関心のある講座を受講し、土木・建設業の仕事への知識を深めた。
　講座は①測量②最新技術③土木設計④建築⑤防災・減災⑥地盤―の６種で、参加は事前予約制だった。各講座の参加定員は最大15組で、２日間で約90組の親子が参加した。
　16日の最初の講座は「測量」で、ドローン操作体験や測量機器を使用した測量体験などが行われた。今年から大分工業高校の生徒らがイベント開催に協力し、子どもたちに近い目線から指導を行った。ほかにも建設コンサルタンツ協会や別府市役所職員（大分工業高校ＯＢ）らも会場を手伝い、盛り上げた。
　測量講座では、親子が▽自分の歩幅を計測してみよう、歩幅を参考にして距離を計ってみよう▽機械を使って角度を計ろう▽ドローンを操作してみよう―の３つのプログラムを体験した。初めて見たり、触ったりする機械を通し、真剣に課題に取り組んだ。
　初めて講座に参加した小学６年生の井上芽衣さんは「ドローン操作に興味があって応募した。最初は難しかったけど、後半はうまくできた。お父さんが土木関係で働いているので、仕事の内容が知れてよかった」と話した。