大分建設新聞

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菅尾小で出前授業 師田原ダムを見学〈豊肥振興局〉無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2023年09月12日
 豊後大野水利耕地事務所(坂元大輔所長)は8月31日、豊後大野市立菅尾小学校(三重町)で5、6年生28人を対象に出前授業「ふるさとの水と土教室」を開いた。地域の将来を担う子どもたちに農業用施設の働きや機能について学習してもらい、その重要性や保全の理解に役立ててもらうのが目的。
 同校では郷土愛を育むための学習を行っており、同教室は衞藤浩校長の「防災という側面からも学習できれば」という希望に応えて実施されたもの。
 同事務所の亀井聖平主任が師田原ダムのしくみなどについて、スライドを使いダムの役割や構造を説明。この後「大分県にダムはいくつある?」などのクイズを交えたり、「ダムは農業に必要な水をためると同時に、大雨の時に川の水を調整したり、水不足を防ぐ役割がある」ことなどを分かりやすく話し、児童らは一生懸命メモを取っていた。
 座学の後は、バスで師田原ダムへ移動して、山奥から水を集める集水路トンネルを見学した。ダムの管理者で大野町土地改良区の麻生豊喜事務局長補佐が集水路トンネルの長さが3・5㌔もあることなどを話した後、児童らはヘルメットを着用してトンネル内を200㍍ほど歩き、周辺を見学してダムの役割を確かめていた。
 授業を終え、児童らは「町のダムが田んぼづくりやいろいろな災害に対して役立っていることが分かった」などと、事務所担当者らに感想を述べていた。
 県の出前授業は、10~11月にかけて日田市立小野小学校など各地の小学校での実施が予定されている。
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