大分建設新聞

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エヌ・ケイ・リースが災害協定 日出町に資機材提供無料

社会貢献・人材育成別国地区
2023年09月08日
 ㈲エヌ・ケイ・リースと日出町は4日、役場で災害時での機材や資材の供給支援を行う協定を締結した。町が特定の企業と個別で協定を結ぶのは初めて。発災時に町から要請があった場合、優先的に資機材を準備、支援する。
 協定は、災害時に町から道路の啓開作業・復旧作業、その他の災害対応のために資機材の応援依頼があった際に、建設機械のリース、販売を行う同社が町へ優先的に必要な資機材を提供・協力することを定めたもの。
 資機材にはバックホウなどの建設作業機械のほかに、発電機やトイレ、コンテナハウスなどが想定される。現場までの運搬も同社が請け負う。6月に同社から町へ申し入れがあり、同日協定締結式を行った。
 締結式には、本田博文町長、エヌ・ケイ・リースの西村祐康専務取締役、町の危機管理室職員など関係者約10人が出席。本田町長と西村専務がそれぞれ協定書に調印した。
 本田町長は「町としては、かねがね災害時の資機材の調達に不安を抱いており、大変ありがたい申し入れだった。災害時は人がいても、大型重機が無ければ救助活動などができない場合もある。町として、住民の安全安心な暮らしを守る上で力強く感じる」など感謝を述べた。
 西村専務は「地元に拠点を置く企業として、町のために何ができるかを考えて本日の協定締結に至った。災害時は土木や建設業者が駆け付けると思うが、持っている機材の量は限られている。当社がその不足分を補うことで、町のさらなる安全や安心につなげることができれば幸い」と力強く応えた。
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