大分市は先に、市役所で２０２３年度大分市環境保全活動功労団体の表彰式とエコアクション21長期認証・登録事業者の感謝状贈呈式を行った。２団体６事業者が表彰され、関係者ら約15人が出席した。
　環境保全活動功労団体では、有機農業の普及啓発事業などを行うＮＰＯ法人おおいた有機農業研究会と、清掃活動等をするボランティアみちの会の２団体が、長年にわたり市民の環境保全意識の高揚に尽力したとして表彰された。
　またエコアクション21長期認証・登録事業者では、環境保全に寄与したとして建設関連の㈱和髙組、協和工業㈱、協栄工業㈱、松栄電設工業㈱、日伸テクノ㈱、㈱ミヤマ電気の６事業者が表彰された。
　式では、足立信也大分市長が「残念ながら大分県は県民１人当たりのＣＯ２排出量が全国１位。これを少しでも変えることが地球温暖化に対して県民、市民ができること。行政はもちろん、ＮＰＯ、市民、すべての方が自分にできることは何か思いながらやっていくことが大事」とあいさつ、受賞者へ表彰状と記念品を手渡した。（小寺賢一）
　【メモ】「エコアクション21」は、事業者が環境への取り組みを効果的、効率的に行うことを目的に、環境への目標を持って行動し、結果を取りまとめて社会との環境コミュニケーションを行う方法として環境省が策定。認証・登録に当たり自治体の補助を受けられたり、入札参加資格審査での加点を受けられる場合がある。