大分中央生コン協と訓練 大分市消防局無料
行事・講習会・表彰大分地区
2023年09月04日
大分市消防局は先に、市消防総合訓練所で大分中央生コンクリート協同組合と合同で簡易水槽への給水訓練を行った。訓練は、2018年に締結された「災害時における消防用水の確保に関する協定書」に基づき、万一の断水や漏水などで通常の消防水利が使用できない状況下を想定、消火用水を同組合に加盟する事業者のミキサー車で現場近くまで運び、消防車に給水して放水するまでの実践的な内容。同時に、消防署と組合間の連携と意思疎通を図り、共通認識を構築、適正な消火活動を維持できることも目的としている。
普段はコンクリートを運ぶミキサー車を提供した組合員の龍南運送㈱と大分味岡生コンクリート㈱の2社のほか組合職員約20人、市中央・東・南消防署から5人ずつの職員が参加した。
訓練は、①河川や海水を想定した水をポンプでミキサー車に3・5㌧を補水②ミキサー車に溜めた水を簡易水槽(容量10㌧)に補給③簡易水槽から消防車に給水し放水する―までの流れに沿って行われた。同じ流れを署員が交代して反復訓練を行い、組合員と共に連携を確認し合った。
前述の「協定書」は、16年の新潟県糸魚川市大規模火災(全焼120棟、半焼5棟、部分焼22棟)時に、不足した消火用水をミキサー車で運び、消火活動に協力した事例がきっかけ。近年、県や市などの自治体と生コンクリート組合が連携し、災害時に水の輸送活動を行う防災協定を結ぶケースが全国的に増えている。
普段はコンクリートを運ぶミキサー車を提供した組合員の龍南運送㈱と大分味岡生コンクリート㈱の2社のほか組合職員約20人、市中央・東・南消防署から5人ずつの職員が参加した。
訓練は、①河川や海水を想定した水をポンプでミキサー車に3・5㌧を補水②ミキサー車に溜めた水を簡易水槽(容量10㌧)に補給③簡易水槽から消防車に給水し放水する―までの流れに沿って行われた。同じ流れを署員が交代して反復訓練を行い、組合員と共に連携を確認し合った。
前述の「協定書」は、16年の新潟県糸魚川市大規模火災(全焼120棟、半焼5棟、部分焼22棟)時に、不足した消火用水をミキサー車で運び、消火活動に協力した事例がきっかけ。近年、県や市などの自治体と生コンクリート組合が連携し、災害時に水の輸送活動を行う防災協定を結ぶケースが全国的に増えている。