大分建設新聞

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終末処理場が完成 宇佐水再生プラザ第1期工事〈宇佐市〉無料

行事・講習会・表彰県北地区
2023年08月23日
 宇佐市江須賀で建設が進められていた下水道終末処理場「宇佐水再生プラザ」が完成、21日現地で記念式典が開かれた。
 市は、現在ある四日市・駅川処理区に加え、2018年から新たに柳ヶ浦地区内96・6㌶の用地で下水道事業に着手しており、今回の処理場は同区域の終末処理を行う施設の第1期工事として21年2月に着工、7月に完成した。敷地3万2100平方㍍に管理・汚泥棟、オキシデーションディッチ槽、最終沈殿池などの設備で構成されている。総工費は約15億4000万円。
 式典には、是永修治市長、県・市会議員のほか、地元区長、九州地整の建政部都市調整官、県土木建築部長、県宇佐土木事務所長、設計したオリジナル設計㈱、施工した森田建設㈱、㈱末宗組、住友重機械エンバイロメント㈱ら約50人が出席。
 主催者の是永市長は「下水道事業は都市行政の根幹を成すもの。本処理場は汚水をオキシデーションディッチ法により浄化する。この方式は維持管理が容易で、自動制御と遠隔監視によりコスト面にも優れる。今後も、下水道処理区域の拡大を推進するとともに、下水道への接続促進を図り、公衆衛生の向上や公共用水域の水質保全に努めていく」とあいさつ。
 来賓の九州地整の三宅伸宏都市調整官は「下水道の果たす役割は大変重要。今後も支援していく」と森戸義貴局長の祝辞を代読、また三村一県土木建築部長は「大分県は下水道普及率が全国的に低い。この施設は最新の機能を備えている好事例として県としても深く期待している」と祝辞を述べた。
 このあと是永市長が用地提供代表者、設計会社と施工会社の代表にそれぞれ感謝状を手渡し、受賞者を代表して森田建設の大山繁久社長が「事業団の方々、近隣の方々の協力に感謝する。末永く役立ててほしい」と謝辞を述べた。
 式典の後、出席者7人によりテープカットを行い、是永市長が運転始動スイッチを投入し、施設内覧会を行った。
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