佐伯市と市工業連合会（会長・山城繁樹㈱山忠社長、80社）は11日、大学、短大、高専など来春卒業予定者、Ｕ・Ｉターン希望者らを対象にした就職面接会・会社セミナー「佐伯市地元企業就職フェア２０２３」を市役所の特設会場で開いた。市役所や大分部品㈱など21社がブースを設けたほか、県立佐伯高等技術専門校、ハローワーク佐伯、ジョブカフェおおいた佐伯サテライトの３団体が相談窓口を設置した。
　参加者は、各社の採用担当者から仕事内容や労働条件などの説明を受けた。市は５社以上の企業説明を聞いた参加者に、３０００円～１万円の範囲で交通費の一部を補助した。また、建設業関連のある業者は、現場代理人の一日の仕事スケジュールをまとめたＶＴＲで、会社の業績や仕事内容など紹介した後、質疑応答をした。
　市商工振興課は「説明会は９年目。今年は前日の台風６号接近に伴う、交通機関の混乱で、やむなく来場出来なかった方もいたが、昨年から始まった家族の代理参加を含め26人が来場した。１人でも多くの若者が地元で職を得てほしい」。
　また、参加したある業者は「面接会に９年皆勤している。これまで、具体的な成果は無いが、会社を知ってもらうのが先と考えブースを設けている」などとそれぞれ話していた。
　業界関係で参加したのは、佐伯広域森林組合、谷川建設工業㈱、㈱ダイプロ、江藤酸素㈱、神崎鉄工㈱、㈱サザンテックなど。