大分建設新聞

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早期整備へ8項目要望 国道210号協議会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2023年08月10日
 国道210号改修促進協議会(会長・足立信也大分市長)は先に、大分市内で2023年度の役員会を開き、大分市から由布市を通る国道210号の4車線化や横瀬拡幅、庄内地区の登坂車線の建設ほか、これらの改良整備の予算確保などを今後、国に強く要望する活動方針を決めた。
 足立会長、相馬尊重副会長(由布市長)、顧問の三村一県土木建築部長ほか県会議員、両市会議員、来賓の河崎拓実大分河川国道事務所長ら15人が出席した。
 役員会に先立って開かれた勉強会では、河崎所長が国道210号に関連する各事業について説明。「予算が昨年度に比べて減っているように見えるかもしれないが、これはトンネル、橋梁など大きな構造物の工事が一区切りついたからで、事業は着実に推進しているので安心してほしい」と予算に問題はないと強調した。
 役員会では、足立会長が「国道210号が重要なルートであることは身に染みている。皆さまも同じだと思うので率直な意見を」とあいさつ。
 昨年度の事業・決算報告の後、今年度の活動目標として210号の4車線化など8項目の要望が提示され、満場一致で承認された。
 顧問の麻生栄作県議は「何はともあれ一番大事なのは用地確保。役員会が一体となって情報共有しながら進めていくことが重要。引き続きご協力を」と訴え、三村部長は「一番効果的なのは地元の皆さまの声を聞くこと。現場の事故ゼロもしっかり進めたい」と述べた。
 210号の整備促進に向けた要望項目は次の通り。
①大分市・由布市区域の4車線化②横瀬地区の拡幅工事の早期完成と緑ヶ丘団地東入口交差点―向原間の早期整備③由布市庄内地区の登坂車線の早期完成④災害時の交通ルート、ダブルネットワークを考慮した災害に強い道路ネットワークの構築⑤地方の声に配慮した予算確保⑥5か年加速化対策の予算と財源の確保、対策後の別枠確保⑦資材高騰に対応した予算編成⑧地方整備局など国の人員体制、資機材の充実強化。
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