２日に大分市平和市民公園で開かれた第40回ムッちゃん平和祭で、長年にわたりうちわ配布に協賛したとして、県建設業協会大分支部と㈱ヤノメガネ、また会場設営に貢献したとして大和ハウス工業㈱大分支店が功労者表彰を受賞した。
　同祭は、終戦直後に防空壕で一人で死んでいったといわれる少女「ムッちゃん」と、大分大空襲で亡くなった人の冥福を祈り、平和の大切さを次世代へ伝えるため、毎年開かれている。
　開会式で足立信也市長が、祭りの歴史や戦争の悲惨さなどを参加者へ伝え、「平和を噛みしめながらも、世界で起きている戦争や紛争を忘れないでほしい」と呼び掛けた。
　そして、支部の藤田三吉支部長が１３４０枚のうちわの目録を足立市長へ贈呈。足立市長から藤田支部長、大和ハウス工業大分支店の宮﨑武志支店長らへ功労者表彰が行われた。
　藤田支部長は「現在、ウクライナの問題、周辺各国の脅威などがあり、平和な世界が脅かされている。戦争を二度と起こさないため、支部としてもこのような事業へ積極的に参加したい。平和活動が広がることを願う」と話した。