大分建設新聞

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安全対策の徹底を通知 大分県無料

行政・統計・データ大分地区
2023年08月02日
 7月25日、由布市湯平温泉の花合野川で砂防工事に従事していた建設会社の社員2人が豪雨による増水に巻き込まれ犠牲となった。
 工事を発注した県は同日、県内12の土木事務所長など所属長に向けて「河川区域内で施工中の現場で、治水上の安全確保や作業員の退避など防災措置を適切に講じているか」改めて確認するよう指示、安全対策の徹底を図るよう通知した。
 さらに県は翌26日、土木建築部の幹部職員を集めて緊急会議を開き、三村一部長(60)が県内の土木事務所長らに対し、河川で施工中の工事現場に所長自ら出向き、雨量計の設置や気象情報の確認、退避場所の確保といった安全対策を確認し、直接建設業者を指導するよう指示した。
 また、施工業者に向けて「今回の事故を教訓としてさらなる安全対策を徹底して欲しい」と呼び掛けた。
 犠牲となった社員を知る県の担当者は「真面目で責任感の強い人だった。痛恨の極みだ」と顔を曇らせた。
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