大分労働局（佐藤広道局長）および中津公共職業安定所は先に、ハローワーク中津で佐々木工業㈱（中津市、佐々木幸子社長）にユースエール認定通知書を交付した。県内で認定された企業は16社（今年５月末現在）。
　同社はＭＢＯ（目標管理制度）による人事評価制度、働き方改革による完全週休２日制の導入、グループウェアを活用した業務の効率化、ＢＬＯＣＫＳに参加し女性が働きやすい環境づくりなどに取り組んでおり、有給休暇の平均取得実績は15・３日、月平均所定外労働時間は８・５時間、直近３事業年度の育児休業取得状況は男性１人（女性該当なし）―と認定基準を満たしている。
　交付式で金山ゆかり所長が同社経理部の増羽洋一郎次長に認定書を手渡し「私どもは、ユースエール認定企業に対してこれまで以上に情報発信の後押しをし、求める人材の円滑な確保を支援する。他社の模範となることを大いに期待する」とたたえた。
　増羽次長は「建設業の担い手確保、育成の取り組みは重要な課題。今回の認定取得を、今後のさらに良い職場づくりや採用活動に役立て、より地域社会に貢献できる企業を目指す」と抱負を語った。
　認定企業になると①ハローワークなどで重点的なＰＲの実施②就職面接会などへの優先的な参加③自社商品・広告に認定マークを使用できる④日本政策金融公庫による低利融資⑤公共調達の加点評価―などの特典がある。