大分市がリニューアル工事を続けてきた同市佐賀関の「関崎海星館」が「ＪＸ金属関崎みらい海星館」として生まれ変わり、21日に開館した。
　海星館は１９９５年に開館。１階に研修室、レストラン、展示室、展望室、２階は望遠鏡が設置された天体観測室があった。しかし、築24年が経過して施設と望遠鏡をはじめとした既存設備が老朽化、混雑時に駐車場が不足するなどがあり、より魅力のある生涯学習ができる、観光の場になる施設としてリニューアルされた。
　当日は、プラネタリウムの特別投影、県内最大口径（九州で２番目）の大型望遠鏡での観察などがあり、新たな展示物も加わった展示ホール、関埼灯台や豊予海峡などが見渡せる展望室も含めて、多くの人でにぎわった。
　同館の川田政昭館長は「リニューアルの最大の特徴は、デジタル化とバリアフリー化。新設されたプラネタリウムでは、インターネットを通じた映像や大型望遠鏡の映像を投影することができる。また、屋上にある全天周カメラは、24時間ネット配信をしている。ぜひ遊びに来てください」と話した。
　ネット配信の映像、イベント情報などは、同館のホームページで確認できる。