県測量設計コンサルタンツ協会は先に、別府市の青山中学校で測量体験学習を開いた。担い手確保を目的とした啓発事業で、建設コンサルタントという職業を認知してもらうため、毎年実施している職業紹介の出前授業となる。２年生１２４人が参加。
　北村俊雄校長が「いろいろな職業を知ろうと、今まで学習してきた。将来に向けて、たくさんの選択肢を持つことが大切。きょうは、とても価値のある授業になる」、協会の伊藤良浩広報委員長が測量などの仕事内容、今からする体験学習などについて説明し、「きょうの体験のどれかがきっかけとなり、今後一緒に仕事ができるようになればうれしい」と、それぞれあいさつ。
　学習では、▽トータルステーションを使って地図をつくる▽レベルで高さを図る▽歩測測量体験▽ドローンの操縦▽３Ｄスキャナー体験―の五つを用意。生徒たちは５班に分かれて協会員の指導を受けながら、実際に機器などを操作して測量の仕事を体験した。
　学習後は、グラウンドで人文字を作ってドローンで撮影をした。